2023/07/14
目の疾患の予防や早期発見を行うために、犬猫の目のケアをすることは大切です。
定期的なケアを行っていないと、さまざまな病気が進行する場合があります。
本記事では、犬や猫の目のケアについて必要性や注意点などを含めて解説します。
■目次
1.犬猫に目のケアが必要な理由
2.目のケアを怠ると発症する病気
3.犬や猫の目のケア方法
4.犬や猫の目をケアする際の注意点
5.まとめ
犬猫に目のケアが必要な理由
犬や猫の目のケアを行わないと、目の周辺の汚れから細菌が感染し、目の病気を引き起こす可能性があります。
また、目の周囲に涙やけを起こし、見た目が悪くなってしまったり、悪臭を放つようになったりするため注意が必要です。
定期的に目のケアを行うことで、目の病気の早期発見につながることもあるでしょう。
目のケアを怠ると発症する病気
目のケアを怠っていると以下のような病気を引き起こす可能性があります。
・結膜炎
・眼瞼炎
・角膜炎
・流涙症
・目の周囲の皮膚炎
細菌感染により様々な炎症を伴った目の疾患が引き起こされます。
目の疾患以外にも皮膚炎などの症状が見られることがあるため、注意が必要です。
犬や猫の目のケア方法
犬猫の目のケア方法は、以下のような手法が考えられます。
・濡れたガーゼやコットンを使う
・点眼液で洗い流す
・コームを使う
それぞれについて詳しく解説します。
濡れたガーゼやコットンを使う
目やには乾燥していると毛に絡まり取りにくいため、まずは濡れたガーゼやコットンを使ってふやかします。
ガーゼやコットンを濡らす液体は、犬猫の眼内に入っても大丈夫な生理食塩水か専用のものを使うようにしてください。
点眼液で洗い流す
目の中に汚れや異物がある場合には、点眼液で洗い流して取るようにしましょう。
眼球を傷つけてしまう恐れがあるため、直接汚れを取ろうとすることは控えてください。
点眼する際には、犬猫を後ろから抱え点眼してあげると嫌がることが少ないです。
コームを使う
コームは毛についた目やにや汚れを除去できます。ふやかして柔らかくした汚れを取るのに最適です。
ただし、先端が尖っているためペットの眼球を間違って傷つけないように注意してください。
【ケア方法手順】
犬や猫の目をケアする際の注意点
犬や猫の目をケアする際に注意すべきポイントは「眼球を傷つけない」「ペットを痛がらせない」の2点です。
ケア中に眼球を傷つけてしまうと、目の病気になるリスクがあるため注意してください。
また、乾いた目やにを無理やり取ろうとすると、痛がる子も多いです。
汚れをふやかすなどの工夫を行い、ペットが痛がらないようにケアすることを心がけてください。
ケアをする中で、目やにの色や量、眼球の充血、異常などが見られたら獣医師に相談しましょう。
まとめ
犬や猫の目のケアは、病気を予防したり、早期発見したりする上でも重要です。
ケア方法としては、コットンやコームを使うなど、様々な方法があります。
また、当院ではスーパーライザーを用いた光線療法を導入しております。
痛みを伴うことがなく、心地よい温熱感があり高い治療効果が期待できる光線治療器です。
【スーパーライザー】
愛犬、愛猫の目の周りを常に清潔に保ってあげられるように定期的に目のケアを行うようにしましょう。
埼玉県川口市・さいたま市(浦和区)・越谷市を中心に診療を行う
森田動物医療センター
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